光星山 寶照院北辰堂(福岡市)


光星山寶照院北辰堂は、博多区の博多旧市街と呼ばれる区域内にある小さな寺院で、江戸時代初期には創建されたものと推測され、元々智欒院と号し、明治になり神仏分離令・廃仏毀釈により修験道は廃止され山を降りざるを得なかった山伏の中で宝満山25坊の内、大黒天奥ノ坊95代重弁が明治6年入寺した後、明治33年に糸島郡志摩町にあった宝照院と合併し、その際に寺号を現在の宝照院に改められて今に至ります。本尊の北辰妙見は北極星を神格化したものです。

本堂内に安置されている大黒像は、宝満山奥之坊より持ち込んできたものらしく、毎年12月2日と3日は「大黒天福迎祭」が開催され、木造大黒天像が開帳されます。ぜんざいの接待付き700円の福引があり、参拝客で賑わいます。




寶照院北辰堂入口の雰囲気。



寶照院北辰堂・本堂。



寶照院北辰堂の扁額。



寶照院北辰堂・本堂にある大黒天。



大黒天福迎祭が行われる時の寶照院山門。



大黒天福迎祭が行われる時の寶照院本堂。



大黒天福迎祭が行われる時の寶照院本堂内の雰囲気。



年に一度御開帳される寶照院の大黒天。天台宗の開祖・最澄の作と伝わるものです。