長谷寺(鞍手町)


鞍手町にある長谷寺(ちょうこくじ)は浄土宗の寺院で、885年に大和国から当地に赴いた僧が開いたとされる歴史深い寺院で、日本三大長谷寺の一つとされています。通称「長谷観音」と呼ばれ、本堂には御本尊として十一面観世音菩薩が安置されています。しかし有名なのは本堂の背後に安置されている国宝の木造・十一面観世音菩薩で、高さ185cm、頭部から蓮の台座まで一本ものの樟から彫り出されたものです。10世紀頃に作成されていますが保存状態もよく、観音様に差す後光を表す “舟形光背”が完全な形で残されているのは、岡山県以西ではここだけという大変貴重なものとなっています。秘仏であり、開帳は春の大祭(4月17日・18日)と、秋の大祭(10月17日・18日)に行われます。



長谷寺本堂に続く道。



長谷寺本堂。



長谷寺本堂の雰囲気。




長谷寺本堂の雰囲気。中央に御本尊である十一面観世音菩薩。



本堂裏にある国宝・十一面観世音菩薩が安置されている堂。。



国宝・十一面観世音菩薩。



国宝・十一面観世音菩薩。



長谷寺境内の雰囲気。観音の檜。



長谷寺境内の雰囲気。水子地蔵尊。



長谷寺境内の雰囲気。