弥勒山観音院大寶寺(五島市)


弥勒山観音院大寶寺は高野山真言宗の寺院で、西天竺のマガタ国より不須仙人がやって来て、エンダゴンという金属で鋳造されて「聖観世音菩薩」を奉持し玉之浦笹海の小高い丘に祀って「観音院」と称したことが伝わっており、この聖観音像は信濃の善光寺・東京浅草の観音と共に「日本三大秘仏」の一つと言われています。

701年に震旦の国(現在の中国)より三論宗の祖師・道融和尚が来朝し弥勒山観音院大宝寺を開創したのが始まりとされています。また第41代持統天皇の勅願寺でもあります。開創後の806年には唐から帰朝の途中に大宝の浜に漂着した弘法大師(空海)が真言密教の講演をこの寺で行い、三論宗から真言宗に改宗したとされ「西高野山」と称されるようになりました。室町時代の涅槃図や我が国最古の大般若経・1375年に播磨国多賀郡西林寺の僧増進が渡唐に際して、航海安全を祈願して寄進した梵鐘があります。

現在では五島八十八カ所の第87番・第88番札所として結願の寺として参拝者が訪れており、境内には大師堂の回りを歩く四国八十八箇所霊場お砂踏みや弁財天堂・奥の院・大日如来堂等見所満載です。

御本尊:聖観世音菩薩




大寶寺山門と西高野山の石碑。



大寶寺山門。



境内にある聖観世音菩薩立像。



境内にある地蔵菩薩像。



境内にある地蔵菩薩坐像。



鐘楼。



1375年に播磨国多賀郡西林寺の僧増進が渡唐に際して、航海安全を祈願して寄進した梵鐘。長崎県有形文化財指定。



白寿観世音菩薩立像。ぼけ封じ観音。



子安大師像。



大寶寺本堂。五島八十八カ所第88番札所。



大寶寺本堂内陣。



十一面千手観世音菩薩立像。



愛染明王坐像。



阿修羅立像。



本堂に掲げられている「西高野山」の扁額。



大寶寺本堂の雰囲気。



大寶寺本堂の雰囲気。



釈迦の弟子の一人「賓頭盧」。
体の悪い所を撫でると良くなると言われている。



大寶寺本堂の雰囲気。



大寶寺の納経印。



大寶寺大師堂。



大寶寺大師堂内陣の雰囲気。



大寶寺大師堂の雰囲気。



大寶寺大師堂の雰囲気。



大師堂にある四国八十八カ所霊場お砂踏み。



大師堂にある四国八十八カ所霊場お砂踏み。



大寶寺不動堂。五島八十八カ所第87番札所。



大寶寺不動堂内陣。



大寶寺不動堂の納経印。



大寶寺不動堂にある護摩木。



大寶寺観音堂。



大寶寺観音堂にある十一面観世音菩薩。



大寶寺観音堂にある白衣観音。



大寶寺観音堂にある観世音菩薩。



大寶寺観音堂にある白衣観音。



七福神堂。



大寶寺境内にある言代主神社。



弁財天堂に続く石段。



大寶寺弁財天堂。



大寶寺弁財天堂内陣。



大寶寺弁財天堂に安置されている弁財天座像。



大寶寺奥の院。



大寶寺奥の院内陣。



大寶寺奥の院に安置されている弘法大師坐像。



大寶寺奥の院にある四天王像。



大寶寺奥の院にある四天王像。



大寶寺奥の院の雰囲気。



大寶寺大日如来堂。



大寶寺大日如来堂の内陣。



臍神様参道入口。



臍神様参道にある石仏。



大寶寺の臍神様と呼ばれる石塔。



子宝地蔵尊。



大寶寺境内の雰囲気。