圓應寺の桜(武雄市)


武雄市の中心街から北に車で5分程走った所にある曹洞宗の寺院・圓應寺は、1519年に第18代武雄領主後藤純明が開基・了然禅師によって開山された武雄鍋島家の菩提寺です。圓應寺の参道は桜の開花の時期になると、約100mの緩やかな登坂の参道沿いにある約100本の桜の花が咲き誇り、頭上で桜の花が重なり見事な桜のトンネルを作り出します。また参道は石畳の道で雰囲気があります。

参道を登り切った所にある中華風のアーチ型石門は、武雄市重要文化財(建造物)に指定されており、屋根は切妻型で両脇に石塀が付いており、門の幅は4.846m・奥行き0.97m・高さ4.17m・アーチ開口部幅2.42m・開口部の高さ3.24mで門の裏側に刻銘があり、文化14年に大串儀左衛門が施主で鳥屋弥兵衛・永石安兵衛などの石工によって造られたものです。正面のアーチ上部に「西海禅林」の額がありますが、これは第28代武雄領主鍋島茂義が15・16歳頃の筆になるもので、筑前の使者に「拙い書」と指摘され、以後、茂義は書画に励み大変上達したと伝えられています。




圓應寺参道の桜のトンネル。



圓應寺参道の桜とアーチ型石門。



圓應寺参道の桜とアーチ型石門。



圓應寺の桜とアーチ型石門をくぐった先の雰囲気。



圓應寺敷地内にある鳥居



圓應寺敷地内にある地蔵菩薩が安置されている堂。



圓應寺敷地内にある観世音菩薩が安置されている堂。



圓應寺参道の桜



圓應寺参道の桜



圓應寺参道の桜。