国宝・瑞巌寺の隣にある臨済宗妙心寺派の寺院・円通院は、伊達政宗の嫡孫である光宗の霊廟として、1647年に瑞巌寺第100世和尚である洞水により三慧殿が建立され創建した寺院であり、境内にバラ園がある事で通称「バラ寺」「薔薇寺」とも呼ばれています。境内の庭には約350年前に造られた心字の池を中心とした石庭「雲外天地の庭」があり、他にも遠州の庭・バラの庭「白華峰西洋の庭」・三慧殿禅林瞑想の庭とあります。
松島町文化財である豪壮質朴な切妻造茅葺の薬医門の山門を通り境内に入ると、石庭「雲外天地の庭」を通り、石畳の道を通り過ぎて行けば緑が一面に広がる光景になりとても美しいものです。光宗公の霊廟である三慧殿は国の重要文化財に指定されており、技術の粋をつくした伊達家屈指の建築物でもあります。
本堂大悲亭は光宗君の江戸納涼の亭で、愛息の早逝を悼んだ忠宗公が解体移築したもので松島町の文化財に指定されており、御本尊である聖観世音菩薩像が安置されています。
また円通院では天然石の数珠玉を始め、プラスチック・ガラスの数珠玉で数珠作りを体験することができ、数珠玉は全て円通院の御本尊「聖観世音菩薩」に祈願・報恩の供養をして渡されます。
御本尊:聖観世音菩薩
拝観料:300円(大人) 150円(高校生) 100円(小中学生)
※団体割引あり
拝観時間:4月〜10月下旬 8:30 〜 17:00
10月下旬〜11月 8:30 〜 16:30
12月〜3月 9:00 〜 16:00
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