多久頭魂神社(対馬市)


対馬市の南部・豆酘の集落にある多久頭魂神社は、正確な創建の時期・事情は不明ですが、927年に当時「官社」に指定されていた全国の神社一覧である延喜式神名帳に対馬国下県郡十三座のうちとして収録されており、歴史が長い神社であります。主祭神は天照大神・天忍穂耳命・日子穂穂出見尊・彦火能邇邇芸尊・鵜茅草葺不合尊の5柱ですが、本来の祭神は紀国造の祖神である多久頭神(天之手力男神)と言われています。

古来より母子神信仰・太陽信仰・山岳信仰などが習合した対馬特有の信仰である神仏混淆の天道信仰の社で、観音堂と一体であり供僧による祭祀が行われてきたもので、本来は神殿を持たず禁足の聖山である天道山の遥拝所であった歴史があります。

国重要文化財として高麗で作られた金鼓(鰐口)と肥前松浦の鋳物師が製作した和鐘・梵鐘と高麗版一切経が指定されています。

主祭神:天照大神・天忍穂耳命・日子穂穂出見尊・彦火能邇邇芸尊
    鵜茅草葺不合尊




多久頭魂神社の雰囲気。



多久頭魂神社の雰囲気。



多久頭魂神社の雰囲気。



多久頭魂神社の梵鐘。



多久頭魂神社の雰囲気。



多久頭魂神社の境内案内板。



多久頭魂神社の雰囲気。



多久頭魂神社の雰囲気。



多久頭魂神社の神門。



多久頭魂神社の狛犬。



多久頭魂神社の狛犬。



多久頭魂神社の境内社・國本神社。



多久頭魂神社の境内社・下宮神社。



多久頭魂神社の社殿。正面は右手側に周ります。



多久頭魂神社社殿。中に入り参拝します。



多久頭魂神社社殿内の雰囲気。



多久頭魂神社の御神木・大楠。



多久頭魂神社境内社・五王神社。



石塔から向こう側は不入坪(イラヌツボ)と呼ばれる禁足地。



多久頭魂神社境内社・神住居神社の鳥居。



多久頭魂神社境内社・神住居神社



多久頭魂神社境内社・高御魂神社の鳥居と奥に社殿。



地蔵堂。



観音堂。



観音堂の雰囲気。