斎藤茂吉の生地である山形県上山市に、東京国立近代美術館をはじめ、数多くの美術館や劇場・記念館を手がけた建築家・谷口吉郎氏によって建築され、みゆき公園内に1968年9月開館した斎藤茂吉記念館は、後に氏の子息である谷口吉生氏の設計により1989年に大規模な増築・改修が行われ、2018年4月には館内展示を大幅に更新し、リニューアルオープンしています。近代短歌史上に重要な位置を占める歌人であり、精神科医の斎藤茂吉が残した業績や生活を伝える資料を収蔵・展示されています。
常設展示室には、生涯・作歌姿勢・書画・業績・交遊・著書等ののテーマに沿って自筆の書画や原稿、生活を伝える遺品などの資料が展示されており、斎藤茂吉記念館の創立及び運営に努力をかたむけた守谷夫妻の遺志を顕彰するための記念室や、茂吉の全生涯が概観できる映像を上映している映像展示室があります。
記念館の離れには明治天皇が1881年に東北巡幸の折に、ここで休まれたことに由来し、園内にはその小休所「環翠亭」が復元されており、また1979年には、茂吉が勉強部屋として使っていた神奈川県箱根町の斎藤家別荘離れが移築されています。
開館時間:午前9時 - 午後5時
最終入館は午後4時45分まで
休館日:毎週水曜日(祝日・休日は翌日)
7月第2週の日曜日〜土曜日
年末年始(12/28〜1/3)
入館料: 大人 600円 学生 300円 小人 100円
(10名以上団体割引あり)
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