国東半島の北東部に位置する国東市岩戸寺地区にある天台宗の寺院・岩戸寺は山号は石立山で、718年に仁聞菩薩によって開かれたと伝えられる古刹で六郷満山の末山本寺であった歴史があります。また参道に立つ石造りの金剛力士像は室町期の銘があり、日本で最も古い石造仁王像と言われています。期本尊は高さ95.5cmの木造薬師如来像でカヤの一本造りであり、平安後期の作で千年以上の年月を経ている優秀作です。
文化財も多く、国東半島にある国東塔の中で最古と言われる国東塔(国指定重要文化財)・薬師如来本尊(県指定有形文化財)・ 薬師如来講堂(市指定有形文化財)・講堂(市指定有形文化財)・
石幢(県指定有形文化財)・修正鬼会(国指定無形文化財)・岩戸寺(史跡)・ 石造金剛力士立像(県指定有形文化財)が指定・登録されています。また成佛寺と隔年交代で仏の化身とされる鬼が人々に幸せを届ける旧正月の法会「修正鬼会」が西暦の奇数年・旧正月の7日に行われます。
岩戸寺は宇佐神宮六郷満山霊場第十八番札所・国東六郷満山霊場第二十六番・九州四十九院薬師霊場第十番の札所になっています。
開門時間:8:00〜17:00
御本尊:薬師如来 |