唐津曳山(おくんち)

日本三大おくんちの一つに数えられ、国の重要無形民俗文化財に登録されている唐津おくんちは、街中が祭り一色となる唐津神社の秋祭りです。刀町の一番山「赤獅子」から江川町の十四番山「七宝丸」まで、いずれも勇壮華麗な十四台が登場します。ちなみに1台の製作費を現在のお金に換算すると1億5千万円になるといいます。この高さ7メートル余り、重さ2トンから5トの重量がある赤や青、金など極彩色に美しく化粧された曳山を、揃いの法被姿に身を固めた若者たち数百人が威勢よく市内を曳き回します。



縁日で賑わう唐津神社。




中町の青獅子。1824年製作。



材木町の亀と浦島太郎。1841年製作。



呉服町の源義経の兜。1844年製作。



魚屋町の鯛。1845年製作。



大石町の鳳凰丸。1846年製作。



新町の飛龍。1846年製作。



本町の金獅子。1847年製作。



木綿町の武田信玄の兜。1864年製作。



平野町の上杉謙信の兜。1869年製作。



米屋町の酒呑童子と源頼光の兜。1869年製作。



京町の珠取獅子。1875年製作。



水主町の鯱。1876年製作。