国造神社(阿蘇市)


国造神社は熊本県阿蘇市一の宮町手野に鎮座する神社で、旧官幣大社であり、阿蘇神社の北方に鎮座するため「北宮」と称されています。延喜式神名帳に肥後国は四座が記されており、その四座のうちの一座であり、熊本県内において約2000年の歴史を持つ最も古い神社の一社です。肥後国誌によれば、崇神天皇の代に速瓶玉命が肥後国造に任命され、景行天皇18年(西暦88年)に国造神社を修造し祭典を整えたとある歴史が長い神社です。

阿蘇の12宮のうち速瓶玉命等4神を祀る神社で、杉木立に囲まれた境内には速瓶玉命お手植えと言われ、国指定天然記念物にも指定された「手野の大杉」がありますが、平成3年の台風により被害を受け指定は解除されてしまいました。今もなお樹齢2000余年の杉の幹が残っており、国造神社の由緒を語る杉として大事に保存されています。

現在の社殿は1672年に細川五代綱利公が造営したもので熊本地震にも耐えています。

御祭神:速瓶玉命(はやみかたまのみこと)
    雨宮媛命(あまみやひめのみこと)
    高橋神(たかはしのかみ)火宮神(ひのみやのかみ)




国造神社入口の鳥居。



参道にある説明版。



参道にある説明版。



文化財保護の看板。



参道の雰囲気。



参道の雰囲気。



参道から入った所にある水神社。



参道の鳥居と拝殿。



国造神社拝殿と背後に御本殿。



国造神社拝殿の雰囲気。



国造神社拝殿前にある白蛇の桧。
白蛇を見た方は運が開けると言われている。



国造神社拝殿横にある鯰宮。



国造神社拝殿横にある鯰宮。



国造神社本殿。



かつて国指定天然記念物であった手野の大杉。



手野の大杉の幹。



境内にある真っすぐ伸びた杉の木。



社務所にある木の幹。



社務所の雰囲気。