カトリック水の浦教会(五島市)


長崎県五島市の北部・岐宿町にあるカトリック水の浦教会がある水の浦地区は、1797年の五島藩要請で六方の浜から上陸した第1陣の外海キリシタンが移住し開墾した地域です。明治時代初期に久賀島から始まった五島崩れにより水の浦地区の帳方の水浦久三郎等、男30人が逮捕されて拷問等の迫害に合い、度重なる外国公使団からの抗議等により、1873年にキリシタン禁制の高札を撤去した後に、当地のキリシタン復活に力を尽くした水浦久三郎は70歳で亡くなり、久三郎の遺志は残された信者と、その後水の浦修道院の創立者となった娘の水浦カネに引き継がれたとされています。

最初の水之浦教会は、1880年にパリ外国宣教会ザルモン師によって創建され、1902年に堂崎小教区から分離・独立し水の浦小教区を設立した後、1938年に鉄川与助設計施工の木造の優美な現教会に改築されました。ロマネスク・ゴシック・和風建築が混合した白亜の美しい教会で、木造教会堂としては最大の規模を誇ります。

駐車場:有
入館料:無料(寄付をお願いします)




カトリック水の浦教会。



カトリック水の浦教会。



カトリック水の浦教会。



カトリック水の浦教会。



カトリック水の浦教会のルルド聖母マリア像。



カトリック水の浦教会の高台にある信者の墓。



高台からカトリック水の浦教会を眺める。



カトリック水の浦教会の鐘楼。