明星院(五島市)


明星院は高野山真言宗の寺院で、五島八十八カ所の第1番・第2番・第4番札所として五島における真言宗の総本山の寺院でもあります。中国から帰った空海が明星院にて虚空蔵求聞持法にて真言を100万回唱え終えた日の未明、明けの明星から凄まじい光が差すのをのを見て「明星院」と命名されたと伝えられています。御本尊は虚空蔵菩薩で秘仏となっており拝観出来ません。

五島列島の大半を治めた福江藩五島氏代々の祈願寺とされ栄えた寺院で、現在では国重要文化財として銅造如来立像・県指定有形文化財として五島では現存最古の木造建築物である本堂と木造阿弥陀如来立像が指定されています。 また本堂の天井には様々な仏教画が格天井に描かれており、四隅には「迦陵頻伽」が描かれています。

また明星院は日本遺産「国境の島 壱岐・対馬・五島」を構成する文化財にも登録されています。

駐車場:有
入館料:無料
拝観時間:9:00~17:00




明星院の山門。



明星院境内の雰囲気。



明星院境内の雰囲気。左側に鐘楼・右側に修行大師像。



明星院護摩堂。五島八十八カ所第2番札所。
御本尊:不動明王



明星院本堂。長崎県指定有形文化財。五島八十八カ所第1番札所。
御本尊:虚空蔵菩薩。



明星院本堂天井の格天井。



明星院本堂天井の格天井。



明星院護摩堂に掛けられている絵馬。



明星院境内の雰囲気。